図書館は本を借りるところ。勉強するところ。
これが、一般的に見た図書館の役割だと思います。
図書館のことをもう少し知っていると、図書館は貸本屋ではなく「本の収集・保存」の役割が大切だということを知ってくださっている方もいらっしゃいます。
個人的には、その地域に住んでいる人が、何かに困った時「図書館に行こう!」と思ってもらえることが大切で、そのためには図書館が身近な存在にならなくてはいけないなと思っています。
図書館という施設が持つ「堅い」というイメージが、図書館利用を妨げる一要因となっていることも事実です。そのイメージを和らげることができる1つとして「図書館員」の存在があります。
カウンターの人がムスッとしている、何を聞いても不親切、挨拶もしない…そんな人がいつもカウンターにいたら…そんな図書館に、私なら行きたくないなと思ってしまいます。
逆に、レファレンスを頼んだら覚えていてくれて、次に会った時にあの本で大丈夫だったか声をかけてくれたり、カウンターの中の雰囲気が明るかったり、接客の際の声のトーンや表情に柔らかい人がいる図書館なら、次もまた来よう!と思えるだろうなと思います。
利用者さんと図書館員の距離感はなかなか難しいところで、どんな地域にある図書館なのか、どんな利用者が多いのか、図書館によって違いはあるとは思います。それでもこのお話が、図書館が身近な存在になるために何ができるか、利用者さんにとって「会いたい人」になれるか、地域の人にとって身近な図書館になるキッカケになれたら嬉しいです。