Library Planner
Sugiyama Sawa

Blog

キッカケとイベント

図書館はオモシロイ

これは、図書館プランナーとして活動する私の1番大切にしている理念です。

図書館は、本を借りるところ、読むところ、勉強するところ。もちろんそれだけでも図書館はオモシロイと思います。でも、本が好きではない人にとっては?勉強を必要としていないい人にとっては?

誰にとっても図書館がオモシロイところになるために、1つのキッカケとして、図書館におけるイベントがあります。

図書館でイベントをするということに対して、疑問を抱く声があるのも知っています。それでも私は、図書館におけるイベントは重要だと思っています。本は好きではないし、勉強するするために来る必要もない人の目を図書館に向けるために必要なのがイベントなのです。

では、そもそも、そんな図書館に興味もない人を取り込む必要があるのか…という話になりますが、これはとても重要です。現在も多くの図書館が抱える問題の一つとして、利用者数の低下があります。どんなに貴重資料を保存していようが、来館者から重宝されようが、利用者が低下しているという数字でしか見てもらえない現実があります。数字を落とせば、予算も減り、資料費や人件費の削減などで、図書館の主たる業務に支障が出る場合もあります。そこで重要なのが新規利用者の獲得なのです。

実際、イベントで話題となった図書館では、イベントをきっかけに図書館を利用するようになったという利用者も少なくありません。

これはイベント自体がもたらす効果もありますが、堅いイメージがあり行きづらかった図書館へのハードルが下がったという効果もあると思います。

しかし、図書館で行われがちな特集展示やワークショップでは、正直、新規利用者の獲得は難しいと思います。

図書館の知名度獲得、堅いイメージからの脱却のため必要なのは、ありきたりのイベントではない物が必要です。新規に取り込みたいターゲット層(年代など)を考え、その層がいったい何を楽しいと思うか、どうしたら図書館に行ってみようと思うのか、きちんと考える必要があります。

新規利用者獲得のためにも、図書館がオモシロイ場所になるためにも、なにか新しいイベントに挑戦してみませんか?

もしもお手伝いが必要でしたら、お気軽にお問い合わせください。

Now Loading...