最近では、多くの図書館がイベントを開催しています。
昔からあるものですと、読み聞かせや読書会、工作教室などがあげられると思います。
少しお金がかけられるところは、作家さんを招いての講演会などもあります。
ただ、やはり「図書館」であることで「本」にこだわりすぎている感じもしてしまいます。
図書館には様々な本があります。少し言い過ぎだとは思いますが…世界中にある事柄、どんなものにも関連する本があります。ということは、図書館ではどんなイベントを開催しても、本に関するイベントなのです。…と、このくらい頭を柔らかくして考えてみてほしいと思います。
では、頭が柔らかくなったところで、どんなイベントを開催したらいいのかわからない場合、簡単な方法をお話したいと思います。それは、図書館のスタッフの趣味や好きなことをそのままイベントにすればいいのです。旅行が好きな人、料理が好きな人、音楽が好きな人、ゲームが好きな人、アニメが好きな人…いろいろな人がいませんか?その好きなことのイベントがあるとしたらどんなものに参加したいか、図書館だから…ということは置いておいて考えてもらえばいいのです。それをどう図書館で実現できるか…と考えていけばいいと思います。今回は例として、下記に簡単なイベントと少し背伸びしたイベントを上げていきますので、考え方の参考にしていただければと思います。
旅行に関するイベント
- 難易度低:世界の名所の写真展を開催
- 難易度高:利用者さんとのバスツアー
料理に関するイベント
- 難易度低:レシピの配布やオリジナルレシピの募集
- 難易度高:料理教室の開催(調理室がなくても、アイシングクッキーや飾り巻きずしなど開催できるものもある)
音楽に関するイベント
- 難易度低:館内に音楽を流す(図書館所有の物ならCDをかけるのはOK)
- 難易度高:館内でLIVEイベントの開催
ゲームに関するイベント
- 難易度低:ボードゲームの設置や貸し出し
- 難易度高:館内にゲーム機を設置したイベントやオンラインを使ったゲームでのイベント
アニメに関するイベント
- 難易度低:アニメの聖地関連本特集
- 難易度高:コスプレイヤー撮影会
といった感じで、どんな趣味でもイベント化することが出来ると思います。
イベントのマンネリ化脱却のキーになるのは、身近なところにあるかもしれません。
ぜひ、図書館員同士いろんな話をしていただき、働いている図書館員自身が楽しめるイベントを企画し、新たな利用者獲得や、既存イベントのマンネリ脱却に挑戦していただきたいと思います。